クリス・オクスプリング オリンピックの思い出
今月初め、オリンピック野球競技の最終予選にオーストラリアがオセアニア代表として出場することが決まった。そこでプレミア12でオーストラリアのブルペンコーチを務めたクリス・オクスプリング氏がオリンピックでプレーするとの意味、さらに過去の野球オリンピックの思い出について語った。
2004年のアテネオリンピックでオクスプリングは日本を破り金メダルを獲得した。
「あの時のことは忘れもしません。オリンピックは他の大会とは全く別物です。」と語るオクスプリングはプレミア12のスーパーラウンドで、10試合ぶりにアメリカを下し大勝した試合でもオーストラリアのベンチにいた。
「よく覚えていますよ。何もかもがうまくいき、自分のやりたいプレーもできました。守備もよく守って最後はジェフ・ウィリアムスが投げて試合を終わらせてくれました。」と語った。
当時ウィリアムズは日本の阪神タイガースで、オクスプリングはアメリカのトリプルA サンディエゴ・パドレスでプレーしていた。
「私はプレーの調子はよく、ちょうどその時はシーズン中でした。」とオクスプリングは振替った。
2004年8月のあの日、松坂大輔はオーストラリア打線から13個の三振を奪った。しかし6回裏ブレンデン・キングマンがタイムリーを放つ。それが勝利の決め手をなり、あとはオーストラリアが継投で相手を抑えた。松坂が試合序盤に剛球を投げ過ぎていたのがミスの原因だったのかもしれない。
「それはミスではなく、彼のいつものやり方なんだと思います。あの後なんども彼の投球を見ましたが、同じ投球のアプローチでした。」とオクスプリングは語った。
オクスプリングの活躍は日本人の目にも留まり、その後右腕オクスプリングは2006年にNPBの阪神タイガースで16試合出場、さらに韓国へ渡りKBOではLGツインズ、ロッテジャイアンツ、KTウィズのチームでプレーした。そして2016年に現役を引退した。
「当時国際野球の大会は今とは違ったものでした。代表チームのメンバーを見てもわかります。現在はプロ選手も多くいるので競争レベルも高くなっています。」とオクスプリングは加えた。
先月のWBSCプレミア12ではアジア/オセアニアの上位トップがオリンピックへのチケットが約束されていたが、2位の韓国が2020オリンピック行きを決め、チャイニーズタイペイの5位に続いてオーストラリアは6位に終わった。
世界7位のオーストラリアは来年4月1日から5日まで台中と斗六で行われる最終予選に出場するチャンスを得た。最終予選では6チームが最後6枠目のオリンピック出場権をかけて激突する。「私たちはもちろんオリンピックに戻りたいです。野球はオーストラリアではトップスポーツではありませんが、オーストラリア野球連盟は良い代表チームを育成していると思います。今後も優秀な選手を育成し続け、世界舞台でその成果を発揮できればと思います。オリンピック出場は何事にも代え難い経験です。だからこそぜひオリンピック出場を目指したいと思います」とオクスプリングは締めくくった。
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