ワールド・ベースボール・クラシック ベネズエラがイタリアに逆転勝利しアメリカとの決勝へ進出
16/03/2026 1 記事を読む目安時間

ワールド・ベースボール・クラシック ベネズエラがイタリアに逆転勝利しアメリカとの決勝へ進出

イタリアは7回までに2対1とリードしていたが、ベネズエラが7回に勝ち越した。ロナルド・アクーニャ、マイケル・ガルシア、ルイス・アラエスがマイケル・ロレンゼンを相手にツーアウトから3者連続のタイムリーヒットを放ち、その後は見事なブルペンの継投で逃げ切った。

世界ランキング5位のベネズエラは、マイアミのローンデポ・パークに集まった35,382人の観客の前で、同14位のイタリアを破り、2026年ワールド・ベースボール・クラシック決勝に進出した。決勝では、第1準決勝で12位のドミニカ共和国を下した3位のアメリカと対戦する。

ワールドベースボールクラシック11日目

ベネズエラ-イタリア4-2スコア

準決勝

ベネズエラ-イタリア 4-2

イタリアは先制に成功し、6回裏には走者を3人残しながらも7回を迎えた時点で2対1とリードしていた。だがベネズエラは、マイケル・ロレンゼンを相手に、ロナルド・アクーニャ、マイケル・ガルシア、ルイス・アラエスによるツーアウトからの3者連続タイムリーヒットで逆転した。その後はアンヘル・ゼルパ、エドゥアルド・バザルド、ダニエル・パレンシアが残り8アウトを締め、イタリアには1安打と1四球しか許さなかった。

パレンシアは「大会の最初から、攻めていくことが自分たちの目標であり哲学だった。これが最高レベルの野球だ。どのチームも侮ることはできないし、どこも本当に強い」と語った。

さらに「メジャーで10年プレーしていても、今度は本当に素晴らしい選手たちと対戦しなければならない。だからこそ、自分が投げる球に確信を持つことが重要です」と続けた。

フィラデルフィア・フィリーズのスター、アーロン・ノラがイタリアの先発としてマウンドに上がり、ベネズエラはケイデル・モンテロに先発を託した。

イタリアは2回裏に先制。指名打者ザック・デゼンゾが1アウトからヒットで出塁し、四球でこの試合初めて得点圏に走者を進めた。モンテロはアンドリュー・フィッシャーにも5球で四球を与えて満塁とし、ここで投手コーチがこの試合最初のマウンド訪問するが、さらにモンテロはJ.J.ドロラジオにも6球で四球を与え、ベネズエラはこの試合最初の1点を許した。

その後、ベネズエラは左腕リカルド・サンチェスに継投。サンチェスは二塁でのフォースプレーで2アウト目を奪ったが、イタリアの2点目を防ぐことはできなかった。最後は一塁ゴロでこの回を切り抜けた。

ベネズエラは4回表に得点を挙げた。指名打者エウヘニオ・スアレスはノラの初球をファウルにした後、低め外角のカーブを強振し、中堅フェンスを越えるソロ本塁打を放った。

4回裏には、ベネズエラは右腕ルインデル・アビラをマウンドに送った。

イタリアは5回表から継投に入り、マイケル・ロレンゼンがマウンドに立った。

6回裏、イタリアは得点機を逃した。デゼンゾが先頭打者としてヒットで出塁し、ジャック・カグリアノーネのセーフティ気味のバントで進塁する。

イタリアが得点圏に走者を置き、1アウトとなった場面で、ベネズエラはブルペンからアンヘル・ゼルパを投入した。剛速球を武器とする左腕はフィッシャーを三振に仕留めると、左打者ダンテ・ノリとの対戦に持ち込むため、J.J.ドロラジオを敬遠。イタリアの左翼手ノリは投手の頭上を越える当たりで出塁し、満塁としたが、ゼルパはアントナッチを外角95マイル(約153キロ)のシンカーで見逃し三振に打ち取り、このピンチを切り抜けた。

ベネズエラは7回表に逆転。先頭のグレイバー・トーレスが四球で出塁し、代走アンドレス・ヒメネスと交代。ロレンゼンはアブレイユとコントレラスを連続三振に打ち取ったが、中堅手ジャクソン・チョウリオにツーアウトからヒットを許し、ヒメネスが三塁へ進んだ。ロナルド・アクーニャは遊撃への鋭いゴロを放ち、一塁への送球より速く到達。ヒメネスが同点のホームを踏み、チョウリオは三塁へ進塁した。さらにマイケル・ガルシアのタイムリーでチョウリオが生還。続くルイス・アラエスの左前打でベネズエラは4対2とし、ここでロレンゼンは降板となった。

右腕カイル・ニコラスは、わずか1球でエウヘニオ・スアレスを打ち取り、この打席を終わらせた。

エドゥアルド・バザルドは7回を三者凡退に抑え、8回裏は右腕アンドレス・マチャドに引き継いだ。

9回には、イタリアはロン・マリナッチオをマウンドに送った。

9回裏、ローザーのダニエル・パレンシアが三者凡退に抑え、ベネズエラをワールド・ベースボール・クラシック決勝へと導いた。

12日目の試合

世界ランキング5位のベネズエラは、3位のアメリカと、3月17日(火)現地時間20時にマイアミのローンデポ・パークで行われるワールド・ベースボール・クラシック決勝で対決する。

対戦表

LA2028予選

2026年のワールド・ベースボール・クラシックは、ロサンゼルス2028オリンピック(LA28)予選のひとつを兼ねている。 今大会の出場国のうち、オリンピックの野球競技に出場する6チームのうち3チームが第6回ワールド・ベースボール・クラシック大会に出場している。アメリカは、LA28大会の開催国として自動的に出場権を獲得しており、さらにドミニカ共和国とベネズエラはがアメリカ大陸勢上位2チームとしてオリンピック出場権を獲得した。

Road to LA28

ロサンゼルス2028オリンピックの予選は、2027年11月に行われるWBSCプレミア12大会でアジアとヨーロッパ・オセアニアのチームの中で最高成績を収めたチームに出場権が与えられる。

さらに、2028年初めに最終予選が行われ、アジアから2チーム、ヨーロッパから2チーム、オセアニアから1チーム、アフリカから1チームの計6チームが最後の出場枠を争う。

カバー写真:WBCI/MLB 写真提供:Getty Images

カテゴリー: World Baseball Classic 2026 , オリンピック・野球 , ヨーロッパ , ワールド・ベースボール・クラシック , 野球