カイラ・ホラスと山本優 アメリカ&日本のコーチが語る“ビッグ”な頂上対決
6月27日から7月5日までイタリアのカロンノ・ペルトゥゼッラとレニャーノで開催のWBSC U-15女子ソフトボールワールドカップ2025スーパーラウンドの2日目、世界ランキング2位の日本がこの日の注目の試合で世界ランキング1位のアメリカを3対2で破り、唯一無敗のチームとなった。
これまで無敗だった両チームによるこの試合に臨むにあたり、前回優勝チームのアメリカが過去6試合で68得点、自責点を許していないという圧倒的な強さでやや優勢と目されていた。ところが、この試合の1回にアメリカは自責点を許した。
一方、日本は、36得点6失点の成績でこの大一番を迎えた。
1回に2得点を挙げて先制したのは前大会の銅メダリスト日本だった。アメリカの先発マシー・バーンズが満塁で連続四球を許し、カイラ・ホラスヘッドコーチはバーンズが打線をコントロールできなかったと説明した。
「しばらく経験していない状況でした。こういう状況に陥ると持ち直すのが大変になってしまうのですが、もしまた同じような状況に陥ったら、直ぐにいつも通りのプレーで試合の流れを緩められるようにしたいと思っています」
アメリカは試合を2対2の同点においついたが、外野で1回と三塁と本塁の挟み込みで2回の守備エラーをし、再びリードを失った。
「相手にチャンスを与え、エラーもいくつか犯し、長打を許し、四球も与えてしまいました。これは普段私達のプレーではありえないことで、これまでこのような試合はなかったので、こうしたミスをなくし、自分たちの本来のプレーをしたいと思っています。」とホラスヘッドコーチは付け加えた。
日本のスモールボールとスピードはアメリカの守備陣にプレッシャーをかけた。
「正直に言うと、我々も守備のミスを犯し、相手の得点を助長してしまいました。」と日本の山本優依ヘッドコーチは通訳を通じてコメントした。
東京2020金メダリストは、「今日の試合について言えば、スモールボールをうまくコントロールできたからこそ勝てたと思います。次に彼らと対戦した時に何が起こるかは分りませんが、今はただホテルに戻って休息を取り、次の試合でより勝利につながる方法を考えることに集中したいと思います。いずれにせよ、最高のパフォーマンスを発揮しなければならないと思っています。」と付け加えた。
日本は木曜の夜、4投手を起用し、そのローテーションでアメリカの強力な打線を3安打に抑えた。前回王者の日本は木曜の夜まで、1試合平均11安打を記録していた。
「4人の投手にイニングを分けて投げるつもりで試合に臨んだわけではありません」と山本監督は語った。「今日は投手全員が準備万端だったので、ローテーションを組むことでより効果的に投げられると考えていました。決勝では、誰が先発投手として最もコンディションが良いかを考えます。選んだ投手が7イニングを投げ切れればそれでいいのですが、もし投げ切れなくても、他の投手が代わりに投げられる準備ができています。」
「(日本の戦略は)予想通りでした。彼らの試合をたくさん見て、ウォーミングアップの時に準備していました」とホラスヘッドコーチは語った。「予想外のことは何もしてきませんでした。ただ、今日は自分たちがやりたいと思っていた試合ができなかっただけだと思います。」
アメリカは今は決勝進出のためにプエルトリコに勝利する必要がある。日本との再戦を考える暇はない。
「確かにその通りです。前回のU-15(女子ソフトボールワールドカップ)でもプエルトリコと優勝をかけて対戦していますが、私達が集中しなければならないことはその日の対戦相手をしっかりコントロールし、確実に打ち負かすことだけです。」ホラスヘッドコーチは語った。
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