一般財団法人アフリカ野球・ソフト振興機構(J-ABS)が南スーダンのジェニファー・パスカル・オワンのソフトボールの夢を支援
15/03/2026 1 記事を読む目安時間

一般財団法人アフリカ野球・ソフト振興機構(J-ABS)が南スーダンのジェニファー・パスカル・オワンのソフトボールの夢を支援

19歳のオワンは3月11日に東京に到着した。11日間の日程には、ソフトボールのレジェンドコーチであり、WBSC(世界野球ソフトボール連盟)理事も務める宇津木妙子氏が指導するスポーツ活動や、文化交流などが含まれている。

一般財団法人アフリカ野球・ソフト振興機構(J-ABS)は、南スーダン出身の19歳のソフトボール選手、ジェニファー・パスカル・オワンを日本に招待し、10日間の集中トレーニングと文化体験の機会を提供した。

オワンは、アメリカ国際大学アフリカ校(ケニア)の情報システム技術を専攻する2年生だ。彼女は、2013年と2016年に南スーダンで発生した武力衝突の際、家族と離れ、避難民キャンプで生活した。ソフトボールに出会ったのは2019年、13歳の時だった。

3月11日(水)に東京に到着したオワン選手の11日間の日本滞在日程には、サミージャパンマスターズカップ(3月13日~15日)への参加、3月16日の東京での交流イベント、3月19日の前橋の小川 晶市長への表敬訪問などが含まれている。3月17日から20日にかけては、前橋育英高校と前橋女子高校でトレーニングを行う。ソフトボールのトレーニング指導は、元女子ソフトボール日本代表監督の宇津木妙子氏が担当する。宇津木氏は、2000年シドニーオリンピックで日本を銀メダル、2004年アテネオリンピックで銅メダルに導いた実績を持ち、WBSC(女子ソフトボール協会)理事会の理事を務めている。

2019年12月に設立された一般財団法人アフリカ野球・ソフト振興機構は、「野球とソフトボールの力でアフリカと日本の未来を創造する」ことを理念とし、その旗艦プロジェクトである「アフリカ55甲子園プロジェクト」では、25年間でアフリカ54カ国と1地域に全国規模の大会を設立することを目標としている。2026年3月現在では12のアフリカ諸国の連盟と提携して活動しているが、最も成功しているタンザニアでは甲子園形式の高校野球・ソフトボール選手権を開催しているが、ガーナケニアでも甲子園形式の大会を開催している。ナイジェリア、南スーダン、ベナン、カメルーン、ザンビアも近々選手権を開催する予定だ。

J-ABSの理事、友成晋也氏は、国際協力機構(JICA)の代表を務めていた当時、南スーダンの青少年に対し野球とソフトボールを指導した。

彼は2018年に南スーダンにソフトボールを導入し、 2020年には南スーダン野球・ソフトボール協会の設立に尽力した。現在ベンジャミン・バルナバ・マリアル氏が同協会の会長を務めている。

オワンは友成氏の教え子の一人だった。彼女は、若手有望選手がベテラン選手から学ぶ機会を創出するため、サミージャパンの小林真由美会長の推薦を受けて今回の訪問が実現した。

友成氏はJICA在任中、関東地方北部の 群馬県の県庁所在地である前橋市と交渉し、東京オリンピック期間中に南スーダン代表チームを前橋市に受け入れるよう働きかけた。前橋市は、南スーダン国内の厳しい環境のため、1年半以上にわたり南スーダンの陸上競技選手たちを温かく迎え入れたことで知られている。

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