MLBの開幕ロースター 16カ国247人の海外出身選手が名を連ねる 国際的に広がるリーグ
開幕時の26人枠ロースターには、16の国と地域から247人のアメリカ国外出身選手が名を連ね、メジャーリーグベースボールの2026年開幕日は改めてこの野球の世界的な広がりの強さを浮き彫りにした。
この国際色豊かな顔ぶれには、2026年のワールドベースボールクラシックでMVPに輝いたベネズエラ出身のマイケル・ガルシアといった注目選手も含まれている。また、ドミニカ共和国は93人で引き続きトップを維持し1995年に記録が始まって以来の首位を毎年守り続けているが、WBCで新たな野球世界王者に輝いたベネズエラも歴史的な優勝の勢いそのままに60人を送り出して2番目に多かった。
これまでの最多が2007年の19人だったカナダは今回は17人を送り出し、2013年以降で最多タイを記録。この中にはWBSC U-18野球ワールドカップ出身のジョシュ・ネイラー(シアトル・マリナーズ)もいる。
日本も引き続き高水準の人材育成力を示しており、開幕ロースターに14人が名を連ねた。これは歴代2番目の多さで、最多は2008年の16人、2010年の14人と並ぶ記録となる。中でも、WBSCプレミア12で活躍した今井達也(ヒューストン・アストロズ)、東京2020オリンピック金メダリストの村上宗隆(シカゴ・ホワイトソックス)、岡本和真(トロント・ブルージェイズ)らが注目される。
野球の世界的な広がりをさらに示すものとして、プエルトリコ(14人)、メキシコ(7人)、キュラソー(4人)、パナマ(4人)、コロンビア(3人)、韓国(3人)などからも選手が参加している。韓国勢には、WBSCプレミア12で活躍したアトランタ・ブレーブスのキム・ハソンや、WBSCプレミア12 2024で韓国代表の主将を務めたサンディエゴ・パドレスのソン・ムンソンもいる。さらに、アルバ(1人)、バハマ(1人・2026年のワールド・ベースボール・クラシックでイギリス代表としてプレーしたニューヨーク・メッツのジャズ・チザムJr. )、ホンジュラス(1人)、ニカラグア(1人)、台湾(1人)からも選手が名を連ねており、台湾からは2019年アジア野球選手権でチャイニーズ・タイペイの優勝に貢献したヒューストン・アストロズのカイ・ウェイ・テンがいる。
各球団別に見ると、アトランタ・ブレーブスとサンディエゴ・パドレスがそれぞれ15人の海外出身選手で最多となり、ヒューストン・アストロズ(14人)が続く。そのほかは、アリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイアミ・マーリンズ(各13人)、シアトル・マリナーズ(12人)、ボストン・レッドソックス、ロサンゼルス・ドジャース、ニューヨーク・メッツ、サンフランシスコ・ジャイアンツ(各11人)。
ブレーブスは多様性の面でもリーグトップで、アメリカ国外の8つの国・地域出身の選手を擁しており、メジャー30球団の中で最多となっている。これにアストロズとパドレス(各7)、さらにレッドソックス、コロラド・ロッキーズ、マリナーズ、ブルージェイズ(各6)が続く。
全体では、海外生まれの選手は開幕ロースターおよび登録リストにおける全選手の26.1%(948人中247人)を占めている。なお、948人は26人枠のアクティブロースター780人に加え、負傷者リストまたは制限リストに入っているメジャーリーガー168人を含む数である。さらに注目すべき点として、アクティブロースターのうち145人(18.6%)が2026年のワールド・ベースボール・クラシックに出場した。
開幕戦がスタート
MLBシーズンは3月25日(水)、サンフランシスコのオラクル・パークに40,856人の観客を集め、ニューヨーク・ヤンキースがジャイアンツを7対0で完封して開幕した。
前年のワールドシリーズ王者ロサンゼルス・ドジャースは、3月26日(木)にシーズン初戦を迎えた22球団のうちの1つだった。
水曜と木曜に試合がなかった6球団(オークランド・アスレチックス、2025年準優勝のトロント・ブルージェイズ、コロラド・ロッキーズ、マイアミ・マーリンズ、カンザスシティ・ロイヤルズ、アトランタ・ブレーブス)は、8試合が予定されている3月27日(金)に今季初戦を戦う。
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