WBSC eBaseball™ シリーズのトップ3選手 共通するのは経験と粘り強さ
26/11/2025 1 記事を読む目安時間

WBSC eBaseball™ シリーズのトップ3選手 共通するのは経験と粘り強さ

オンラインでの圧倒的な実力がWBSC eBASEBALL™パワフルプロ野球でのオフラインでの成功へと結びついた。

11月初め、ノースカロライナ州ローリーにあるノースカロライナ州立大学ゲーミング&eスポーツラボで開催された「ビジット・ローリー presents WBSC eBaseball™ シリーズ 2025 ワールドファイナル」で、POMETomokuncompassの3名がそれぞれ1位から3位までを獲得した。この結果は、彼らにとって WBSC eBASEBALL™パワフルプロ野球における長い歩みの集大成と言える瞬間だった。

過去の競技人生ではいずれも何らかの形で頂点に届かず悔しい思いをしてきたものの、今回のワールドファイナルでのパフォーマンスが自分たちがこのゲームのトッププレイヤーであることを証明する形となった。

Girl in a jacket

POME

POMEは、3名の中でも最も長い道のりを歩んできた。同じくパワフルプロ野球で行われた「オリンピックバーチャルシリーズ 2021」の野球競技・ホームランダービー部門で優勝した後、WBSC eBASEBALL™パワフルプロ野球ではオンラインで圧倒的な存在となり勝率93%超を記録。2024年11月25日時点では、全選手中最高となるPR(パワーレート)65.53を誇っていた。

しかし、そのオンラインでの強さは今年になるまでオフライン競技で実を結ぶことはなかった。2023年には「オリンピック eスポーツシリーズ 2023」日本代表決定戦(Nintendo Switch)でSP1位となったものの最終トーナメントには進めなかった。 2024年には「ヒューガン WBSC eプレミア12」出場をかけた第1第2回グローバル予選プレーオフでいずれもTomokunに1点差で敗退し、あと一歩で出場を逃している。そして2025年、「WBSC eBaseball™ シリーズ 2025」日本オンライン予選では4位以内に入れなかったものの、元世界王者SHORAとの激闘を制してグローバル予選オンライン大会で優勝し、ついにワールドファイナルへの切符を手にした。

ワールドファイナルで全勝し決勝戦ではTomokunをストレートで下したPOMEは、これまでの粘り強さと頂点に立つまでの歩みを振り返り感情を込めて語った。

「2023年にこのゲームが発売されて以来、ずっと WBSC eBASEBALL™パワフルプロ野球 をプレイしてきましたが、当初はなかなか勝てず苦しんでいました。それでも続けてきた結果、ついに国際大会に進出してこのタイトルを獲得することができ、本当にうれしく思っています。この試合を見てくださった日本の皆さんに感謝します。そしてパワフルプロ野球が日本だけでなく、世界中に広がっていくことを願っています。」

Tomokun

世界タイトルにはわずかに届かなかったものの、Tomokunはここ数年で台頭してきた WBSC eBASEBALL™パワフルプロ野球 の有望選手であり、2024年11月25日時点で全選手の中で4番目に高いPR(64.56)を記録している。2024年には2つのグローバル予選プレーオフの両方に出場。 第1回プレーオフでは準決勝で敗退したものの第2回プレーオフでは第2シードのantimonを決勝で下し、「eプレミア12」への出場権を獲得した。その後、新北市で行われたグループBでは、東京ドーム行きをかけた最終戦で、のちに世界王者となるSHORAに3–2で敗れ、スーパーラウンド進出を目前で逃している。

2025年、Tomokunは日本予選のオンライン大会でSP1位となり、その後のジャパンファイナルのオンライン大会でも優勝。各国大会王者の中で最も高いPRを記録し、ワールドファイナルへの出場権を直接獲得した。ワールドファイナルではグループAを2勝1敗で首位通過し準決ではcompassを12–2で圧倒。しかし決勝ではPOMEとの2試合で惜敗し、準優勝という結果となった。

それでも決勝後のインタビューでは、これまでの道のりを前向きに語り、次への意欲を口にした。

「決勝まで進めてうれしいです。打撃はとても良かったのですが、投球があまり良くなかったので、そこを改善したいです。でも、決勝の舞台に立てたことはうれしく思っています。日本では多くの方が応援してくれていたので申し訳ない気持ちもあります。来年は必ずリベンジしに来て、ぜひタイトルを獲ります。」

compass

3位入賞を果たしたことでcompassはWBSC eBaseball™ シリーズでトップ3入りした初のアメリカ人選手、そしてアジア以外の地域から初めて表彰台に立った選手となった。彼はWBSC eBaseball™ シリーズが始まって以来3年連続でアメリカ代表決定戦に出場。2024年にはUSAファイナルで準優勝し、eプレミア12のグループAに進出。そして2025年にはJon’s Copyrightを破ってUSAチャンピオンとなりワールドファイナルへの出場を決めた。

ワールドファイナルではグループAを2勝1敗で終え、グループ3位で決勝トーナメントへ進出。準々決勝でイタリア代表MSQAに勝利したものの、準決勝でTomokunに敗退。 しかし3位決定戦では女子部門優勝のゆるねひぐを延長戦の末4–3で下し、見事表彰台の座を手にした。

試合後、compassは「本当に大変でした。3年間、ずっと激しく練習してきました。毎日のように“俺と練習しない?”って周りにしつこく声をかけていたくらいです。あの3年間が報われたと感じています。」と語った。

3名の選手はいずれも並々ならぬ努力を重ねてきた。そしてその結果、2025年の『WBSC eBASEBALL™パワフルプロ野球』において自らが最高峰のプレイヤーであることを示すに至った。

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