2029年FISUワールドユニバーシティゲームズ 野球・ソフトボールが正式種目に決定
野球/ソフトボールが、米国ノースカロライナ州で開催される2029年FISUワールドユニバーシティゲームズの競技プログラムに正式に加わることが決まった。これは、FISU(国際大学スポーツ連盟)が主催する世界的な総合競技大会において、同競技のさらなる発展に向けた大きな節目となる。
この決定は、スイス・ローザンヌにある国際大学スポーツ連盟(FISU)本部で火曜日に行われた戦略会議の場で発表された。会議では世界野球ソフトボール連盟(WBSC)とFISUの首脳陣が、世界中の学生アスリートの機会拡大に向けたコミットメントを改めて確認した。
会議には、フラッカーリ会長率いるWBSC代表団(マイケル・シュミット専務理事、マルコ・イエンナ最高執行責任者)が出席。FISU側からは、FISU会長のレオンズ・エダー、FISU世界大学選手権・カップディレクターのアンドレア・ウチェッロ、FISU副事務総長兼教育・開発ディレクターのフェルナンド・パレンテ、FISU最高競技責任者のシェン・ジェンが出席した。
野球とソフトボールが2029 FISU ワールドユニバーシティゲームズに加わることで、大学アスリートは所属校や自国を代表しながら、最高レベルで競い合うことのできる権威ある国際舞台を得ることになる。世界最大級の総合競技大会の一つであるFISU ワールドユニバーシティゲームズには、世界各地から数千人の学生アスリートが集う。
WBSCにとって本大会は長期的な選手育成システムの重要な柱を成すものであり、大学スポーツがプロや国際舞台での野球・ソフトボール競技への道を切り開く段階として果たす役割の大きさを改めて示すもの。またこれは、WBSCが国際学校スポーツ連盟(ISF)との間で築いてきた強固なパートナーシップの流れを受け継ぐ取り組みでもある。
フラッカーリ会長は「FISU会長のレオンズ・エダーとチームにお会いし、協力関係を強化するとともに、2029年ノースカロライナ大会への野球・ソフトボールの採用を確認できたことを大変嬉しく思います。これは、私たちの世界的な大学スポーツパスウェイにとって大きな前進を意味します。」と述べた。
フラッカーリ会長とエダー会長は、国際競技連盟の戦略を大学スポーツの仕組みと整合させることの重要性を強調した。また、大学スポーツの枠組みにおける野球・ソフトボールのさらなる発展について協議し、将来のユニバーシティゲームズやそのビーチゲームズ部門へのベースボール5の採用の可能性に加え、特定の分野における革新的なルールや規定の導入についても検討した。
WBSCとFISU(国際大学スポーツ連盟)の両団体は、大学スポーツを次世代のアスリートやリーダー、そして世界的なスポーツ大使を育成するための発展経路として活用していくという共通の方針を改めて確認した。大学競技が才能の育成において果たす独自の役割を踏まえ、会合では、学生アスリートが世界最高水準の大学スポーツの舞台で野球・ソフトボールに取り組む機会をさらに広げていくことに議論の焦点が当てられた。
FISU(1949年設立)は各国の大学スポーツ組織を統括する国際機関で、ワールドユニバーシティゲームズ(旧ユニバーシアード)をはじめとする学生アスリート向けの国際大会の開催を担う。
男子野球はワールドユニバーシティゲームズのオプション競技としてこれまで1993年 バッファロー(アメリカ)、1995年 福岡(日本)、2015年 光州(韓国)、2017年 台北(台湾)で採用。
また、野球の大学選手権大会は2002年 メッシーナ(イタリア)、2004年 台南(台湾)、2006年 ハバナ(キューバ)、2008年 ブルノ(チェコ)、2010年 東京(日本)、2018年 嘉義(台湾)の都市で開催。
女子ソフトボールは、2007年 バンコク(タイ)および2017年 台北(台湾)の世界大学ゲームズで競技種目に採用。
さらに、女子ソフトボールの世界大学選手権大会は、2004年 プラントシティ(アメリカ)、2006年 台南(台湾)で開催。
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